こんにちは、ソムリエのいちごです。
ワインスクールに興味はあるけど次のような不安を持っている方もいると思います。
- ワインは好きだけど知識はなくても大丈夫?
- ソムリエを目指している人や、 飲食店の人が多い気がしていて、場違いではないかな?
- ワインスクールは費用が高いけど、どんなワインを試飲できるんだろう?
わかります!わたしもはじめは同じように思っていました。
この記事では2021年にわたしがStep-1を受講した感想を書いています。
これから受講しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
社会人7年目のときに「田崎真也ワインサロン」でソムリエ対策講座を受講。
2002年 ソムリエ資格取得
2005年 シニアソムリエ資格取得
現在アカデミー・デュ・ヴァンの受講生。知識をブラッシュアップしつつ、ワインを学びたい人向けにこのサイトを運営。
Step-1のカリキュラム内容
カリキュラムは全20回です。
ワインのことを何もわからなくても一から学べる内容になっています。
カリキュラム内容 | |
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第1回 | ワインとの出会い ~悦びの扉を開く~ |
第2回 | ワインの三大要素 ~品種・テロワール・発酵~ |
第3回 | すべてはブドウ畑から始まる ~栽培の基本~ |
第4回 | 白ワインを知る ~ピュアな味わいの秘密~ |
第5回 | 赤ワインを知る ~玄妙・複雑な風味はどこから?~ |
第6回 | 偉大なワインを知る ~テロワールと人が織りなす芸術品~ |
第7回 | ロゼワインを知る ~世界でブレイク中の第3のスタイル~ |
第8回 | 甘口ワインを知る ~驚嘆すべき自然の奇蹟~ |
第9回 | 酒精強化ワインを知る ~どこまでも奥深い大人の世界~ |
第10回 | スパークリング・ワインを知る ~優雅で華やかな祝祭の酒〜 |
第11回 | グラスとデキャンタの魔法 |
第12回 | 世界のワイン市場 ~流通経路/価格形成/スタイル~ |
第13回 | ワインと料理/チーズの相性 ~華やかに彩られた人間の英知~ |
第14回 | フランスの銘醸地をめぐる ~ワイン王国の懐の深さ~ |
第15回 | ドイツの銘醸地をめぐる ~寒冷地ならではの個性的なスタイル~ |
第16回 | イタリアの銘醸地をめぐる ~陽気さの中に秘められた高貴さ~ |
第17回 | スペインの銘醸地をめぐる 〜広大な畑で生まれる新しい風〜 |
第18回 | アメリカ合衆国、オーストラリア 〜ヨーロッパから遠く離れて〜 |
第19回 | ブルゴーニュ 〜神に約束された土地〜 |
第20回 | ボルドー 〜壮麗な城館が生む偉大なワイン〜 |
これらの基本的なことを学んで、次にソムリエやワインエキスパートの資格を取得するステップに進む人もいます。
レッスンの構成
1回のレッスンは2時間です。
前半の1時間は講師の説明があり、後半の1時間は毎回6種類のワインをテイスティングします。
数種類のワインを飲み比べることによって品種の違いや香りがだんだんと身についていきます。
受講料
全20回の料金は169,400円(税込)です。
1回あたり8,470円で知識を得られ毎回6種類のワインを試飲できます。
1本30,000円ちかいワインが出ることもあるのでこれはコスパ良いのではないでしょうか。
担当講師
曜日 | 担当講師 | スタート日 |
日曜日 | 柳川桂 | 2023年7月2日 |
土曜日 | 市橋孝浩 | 2023年7月8日 |
月曜日 | 齋藤奈紀 | 2023年7月10日 |
火曜日 | アンディ松原 | 2023年7月11日 |
各曜日ごとに申し込みをしますが、他の曜日に振替も可能です。
わたしは当初月曜日クラスで申し込んだのですが、仕事の都合で土曜日に振替することが多かったんです。
そしたら土曜日クラスの受講生とお友達になりました。
親しくなると同じクラスの仲間とワイン会したりしています。
「Step-1」で試飲した高額ワインベスト10
ワインを学ぶための試飲なので、量は多くはないですが毎回レッスンのとき約6種類(第1回目は3種類)のワインが試飲できます。
品質もお値段的にも結構良いワインです。
ここではStep-1で飲んだ合計110種類のワインの中から高額ワイン「トップ10」をまとめました。(これは2021年度のものなので、次年度以降はワインの種類が異なることもありますのでご了承ください。)
第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 | |
銘柄名 | シャルム・シャンベルタン グランクリュ | ドン・ペリニヨン | シャサーニュ・モンラッシェ プルミエクリュ | シャトー・ブラーヌ・カントナック | シャトー・ジスクール |
生産国 | フランス | フランス | フランス | フランス | フランス |
産地 | ブルゴーニュ | シャンパーニュ | ブルゴーニュ | ボルドー | ボルドー |
品種 | ピノ・ノワール100% | ピノ・ノワール シャルドネ 比率は非公開 | シャルドネ100% | カベルネ・ソーヴィニヨン74% メルロ21% カベルネ・フラン4% プティ・ベルド1% | カベルネ・ソーヴィニヨン70% メルロ20% プティ・ベルド10% |
生産者 | ドメーヌ・ルネ・ブーヴィエ | モエ・エ・シャンドン | ドメーヌ・ヴァンサン・エ・フランソワ・ジョアール | シャトー・ブラーヌ・カントナック | シャトー・ジスクール |
収穫年 | 2018 | 2010 | 2018 | 2017 | 2014 |
アルコール度数 | 13.5% | 12.5% | 13.5% | 13% | 13.5% |
参考価格 | 34100円 | 28050円 | 15180円 | 13860円 | 11550円 |
第6位 | 第7位 | 第8位 | 第9位 | 第10位 | |
銘柄名 | アジィエンダ・アグリコーラ・トゥア・リータ | エルミタージュ・レ・ディオニエール | シャトー・ラグランジュ | リースリング グランクリュ | ジュヴレ・シャンベルタン |
生産国 | イタリア | フランス | フランス | フランス | フランス |
産地 | トスカーナ | コート・デュ・ローヌ | ボルドー | アルザス | ブルゴーニュ |
品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン80% メルロ10% カベルネ・フラン10% | シラー100% | カベルネ・ソーヴィニヨン75% メルロ17% プティ・ベルド8% | リースリング100% | ピノ・ノワール100% |
生産者 | ジュスト・ディ・ノートリ | ファヨール・フィス・エ・フィーユ | シャトー・ラグランジュ | ドメーヌ・ヴァインバック | ドメーヌ・ルネ・ブーヴィエ |
収穫年 | 2018 | 2017 | 2015 | 2019 | 2018 |
アルコール度数 | 14.5% | 13.5 | 13.5% | 13.5 | 13% |
参考価格 | 11000円 | 10890円 | 10560円 | 9900円 | 9240円 |
では一つずつテイスティングした時の感想などを紹介していきます。
第1位 シャルム・シャンベルタン グランクリュ
シャルム・シャンベルタンが34,100円で第1位でした。
第2位の「ドン・ペリニヨン」が最高額だろうな、と予想していたので
シャルム・シャンベルタンの金額を先生が発表した時は思わずとなりの受講生さんと
「見て、見て!34,100円だって!」と大興奮でした。
グランクリュというのは、ブルゴーニュにおいては「特級畑」という意味で最上級です。2番目のレベルはプルミエクリュ「1級畑」といいます。
第2位 ドン・ペリニヨン
ちまたでは「ドン・ペリ」の愛称で親しまれているドン・ペリニヨンが堂々の第2位です。
世界的アーティストとコラボレーションをすることもあり、レニー・クラヴィッツや
最近はレディー・ガガさんがデザインした限定版のドン・ペリニヨンも造られました。
第3位 シャサーニュ・モンラッシェ プルミエクリュ
ワインが好きな人のあいだでは知らない人がいないシャサーニュ・モンラッシェ。
レッスンの時に試飲したシャサーニュ・モンラッシェはりんごや洋梨の香りと樽を使って熟成した時の
トーストやバニラなどのとても良い香りがしていました。
ただ値段が高いので合わせるお料理が非常に難しいです。
前菜のカルパッチョとかと合わせますが、このワイン値段が高すぎて次のメインディッシュに合わせるのはもっと高いワインになっちゃうよ〜。
第4位 シャトー・ブラーヌ・カントナック
シャトー・ブラーヌカントナックは、メドックの格付け第2級のワインで、
試飲したワインはやや若い感じではあったけど
カシスの香りとカベルネ・ソーヴィニヨンの特徴である杉の香りがしました。
渋みが滑らかでしっかりめの赤ワインが好きな人なら、このブラーヌカントナックはきっと好きだろうなと思うような
ワインでした。ラム肉のローストと相性が良いリッチな赤ワインです。
格付け2級ってなんだろうと思う人は、今は覚えなくても大丈夫。
「高級なワイン」ということだけ覚えておきましょう!
第5位 シャトー・ジスクール
シャトー・ジスクールは第1回目のレッスンで出ました。(2021年)
初回から1万円台のワインが飲めるなんて、テンションあがります。
2014年とあって外観でふちがややオレンジがかっていて、きれいな色をしていて熟成感が出ていました。
トリュフがかかったお肉などに合わせるといいですね。
第6位 アジィエンダ・アグリコーラ・トゥア・リータ
第6位はイタリアのアジィエンダ・アグリコーラ・トゥア・リータです。
ワインってカタカナが多くてワイン名覚えにくいですよね。
中でもイタリアはワインの名前も長くて、ソムリエ試験の時にイタリアパートは捨ててしまおうかと悩んだくらいです。
イタリアワインを飲んだらまずは州と品種を見てみましょう。
このワインはトスカーナ州のワインで、イタリアの赤と言えば、サンジョベーゼやネッビオーロなどの品種が代表的ですがこれはカベルネ・ソーヴィニヨン主体のフルボディのワインです。
第7位 エルミタージュ・レ・ディオニエール
フランスのコート・デュ・ローヌ地方の赤ワインと言えば、まず思い浮かぶのがシラーです。
レッスンの時に試飲したエルミタージュ・レ・ディオニエールは、ブラックチェリーや黒こしょうの香りと
丁字やナツメグなどの香りがして、典型的なシラーでした。
渋みがしっかりしているので、牛肉や羊肉のステーキと相性バッチリです。
第8位 シャトー・ラグランジュ
シャトー・ラグランジュはメドック格付け第3級のワインです。
レッスンの時に試飲したワインは2015年のものでしたが、開けるのはやや早い感じがありました。
ブラックチェリーとカシスの香りとしっかりした渋みがあり力強いワインです。
第9位 リースリング グランクリュ・シュロスベルグ
このリースリング グランクリュ・シュロスベルグを飲んだ時、
「リースリングで9900円は高いわ〜、自分ではなかなか手がでない」と思いました。
このドメーヌ ヴァインバックという造り手は歴史ある造り手で
手摘みで収穫をおこなって、天然酵母を使いオーク樽で発酵をおこないます。
わたしが飲んだワインは青リンゴや洋梨の香りとはちみつの香りがありフレッシュなワインでした。
第10位 ジュヴレ・シャンベルタン
ジュヴレ・シャンベルタンはフランスのブルゴーニュの中でも特に有名なワインです。
わたしはこのワインを飲んで、ピノ・ノワールが好きになりました。
とても華やかなワインなので、贈り物にもぴったりですね。
初級者講座Step-1は知識を得られるうえに美味しいワインが飲める!
この記事ではStep-1がどんな講座なのかということと飲んだワインの中から値段が高いもの上位10本をご紹介しました。
高いワインはもちろん美味しいのですが、初心者講座Step-1では美味しいだけではなく
ワインを学ぶために品種の特徴がわかりやすいワインなど
なかなか自分では買い揃えることができないワインを試飲できます。
その上一流の講師たちが、わかりやすく楽しいレッスンをしてくださり1回あたりの受講料が約8,470円。
こんなにコスパの良い自己投資はなかなかないんじゃないかなと思います。
こんな良いワインはレストランで頼んだら倍ちかい値段しますからね。
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