こんにちは、2002年にソムリエの資格を取得したいちごです。
この記事ではワインエキスパートの試験を受けてみようかなと思っている方に
どのように準備したらよいかをお伝えします。
まずワインエキスパートとソムリエの違いです(出典:J.S.A.)
ソムリエとは飲食、酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関、酒類製造のいずれかの分類に属し、酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有するプロフェッショナルを言う。
ワインエキスパートとは酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有する者を言う。 プロフェッショナルな資格ではないので職業は問わず、むしろ愛好家が主な対象となる。日本ではJ.S.A.が、ここで 言う定義・役割・求められる能力に適うと認められた者に対してワインエキスパートの資格を認定している。
社会人7年目のときに「田崎真也ワインサロン」でソムリエ対策講座を受講。
2002年 ソムリエ資格取得
2005年 シニアソムリエ資格取得
現在アカデミー・デュ・ヴァンの受講生。知識をブラッシュアップしつつ、ワインを学びたい人向けにこのサイトを運営。
ワインエキスパートの合格率
日本ソムリエ協会が公表している過去5年の合格率は以下の通りです。
2018年 | 32.8% |
2019年 | 44.2% |
2020年 | 43.3% |
2021年 | 40.7% |
2022年 | 32.9% |
この結果を見ても簡単な試験ではないことがわかると思います。
合格するためにはしっかりとした準備が必要です。
せっかく受験するなら一発合格を目指しましょう!
試験の概要
受験資格
•開催年度の基準日(8月31日)において満20歳以上の方
•国籍、職種、経験は不問
• 第一言語が日本語以外の方
• 出生が日本以外の方
• 出生、海外在住等の事由から日本語の読み書きが困難な方
• 日本国内で送付物を受け取れる方(必須)
受験費用
ソムリエ協会の会員に入会すると受験料は安くなりますが、ここでは一般の料金を記載しています。
一次試験一回受験 | 29,600円 |
一次試験二回受験 | 34,440円 |
一人二回のチャンスがありますが、出願時に受験回数を決めなければならないのと、二回受験を選んだらその分料金も高くなります。
試験の流れ
一次試験は2018年度からパソコンを使って試験を行う「CBT方式」を採用していて4つの選択肢の中から正解を選びます。
二次試験のテイスティングではスティル・ワインの白2種、赤2種、そして酒精強化ワイン、アロマタイズド・ワイン、蒸留酒、リキュールの中から1種出題され、全部で5種類をテイスティングします。
2023年度の試験日程
2023年3月1日(水)10:00〜2023年7月14日(金)17:59まで
2023年7月20日(木)〜2023年8月31日(木)
全国47都道府県に指定された会場で予約した日時に開催
2023年10月16日(月)
11:00〜12:20
会場は札幌、盛岡、仙台、東京、長野、金沢、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇
独学での試験対策
いまはネットにたくさんの情報があるので、試験対策の情報を拾っていくのも一つの方法ですが
ワインエキスパートを受験するからといって、いきなり教本を取り寄せても
情報量の多さに腰が引けてしまうかもしれません。
覚えることの多さに挫折することなく、楽しみながら一つずつステップアップしていくことが大切です。
まずは基本的なことを知るためにもワイン検定ブロンズの勉強をしてワイン検定の試験を受けてみてから
その先の勉強を進めていきましょう。
ワインの知識をほとんど持っていなくてもこの検定を受けることで基本的なことを身につけることが出来ます。
ワイン検定はワインエキスパートと同じ日本ソムリエ協会が主催する検定ですので、ワインエキスパートを受験する上で最初の一歩として良い勉強方法だと思います。
ワイン検定ブロンズを受験してワインの勉強をしたら楽しくなってきた方は
もう一つ上のステップ「シルバークラス」を受験しましょう。さらにワインの知識が深まります。
ここまでくればだいぶワインに関する知識が増えてきたのではないでしょうか。
教本を取り寄せていよいよワインエキスパートの試験に挑戦です。
ワインスクールに通って試験対策
一人で勉強は何やったらよいかわからないという人はワインスクールに通うことをおすすめします。
わたしの友人がアカデミー・デュ・ヴァンに通ってワインエキスパートに合格したパターンです。
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