【初心者向け】誰でもかんたん!ワインテイスティングのやり方

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テイスティングとは

こんにちは、ソムリエのいちごです。

そもそも「テイスティングってなに?」という人もいると思うので、少し説明します。

簡単に言うと「ワインを試飲すること」で、外観、香り、味わいを観察・分析します。

レストランではボトルワインを注文すると、店員さん(ソムリエがいる場合はソムリエ)が

グラスに2口分くらいの量を注いでくれて、テイスティングさせてくれるお店もあります。

「ソムリエ」とはワインの専門知識を持っている人。レストランでお客様がワインを選ぶ時に、お客様の希望に応じて選ぶお手伝いをしたり、サービスをしたりします。

この記事を書いた人

社会人7年目のときに「田崎真也ワインサロン」でソムリエ対策講座を受講。

2002年 ソムリエ資格取得
2005年 シニアソムリエ資格取得

現在アカデミー・デュ・ヴァンの受講生。知識をブラッシュアップしつつ、ワインを学びたい人向けにこのサイトを運営。

テイスティング方法を知るメリット

お寿司屋さんに行った時に

「脂ののった中トロがいいな!」
「このコハダ、ほどよい酸っぱさだな!」
「えびがぷりぷりしてて美味しい!」

などと表現すると思います。

ワインも同様で、試飲した時に「美味しい」「飲みやすい」という表現ももちろん良いのですが、

もう一歩ステップアップした表現を知っておくと、ワインを選んだり飲んだりするのが楽しくなります。

わたしが考える「テイスティング方法を知ると良いこと」3つは

  1. レストランに行った時に好みのワインを伝えやすくなる。
  2. ワインが好きな人と共感しやすい。
  3. 店員さんがワインの紹介をしてくれた時、理解がしやすくなる。

ということがあります。

3つの要素

①外観

まず始めにグラスを傾けて色を見ます。

グラスの下には白い布や紙があると、より色がわかりやすいです。

白ワインだと若いものは縁がややグリーンがかっていたり、淡い色調だったりします。

またコクのあるふくよかなワインはイエローの色調が濃くなります。

赤ワインだと若いものは紫で、10年くらい経つと茶、15年経つとレンガ

20年経つとオレンジというように変化していきます。

ワインの世界では「薄い色」ではなく、「淡い色」というようにポジティブな表現をします。

②香り

白ワインは柑橘系のくだもの、レモンやライム、グレープフルーツの香りや

りんご、洋梨、桃の香りがしたり

トロピカルフルーツのマンゴー、パパイヤ、パイナップルのような香りがします。

またミント、レモングラスなどのハーブの香りや

ゆりやきんもくせいなどのお花の香りがするワインもあります。

赤ワインはベリー系のくだもの、ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリーや

カシスの香りがします。

またスパイスのブラックペッパーや甘草、八角の香りなどもします。

グラスをくるくるっと回すと、ワインがグラスの内側に広がりより香りが取りやすくなります。
このくるくる回す動作を専門用語では「スワリング」と言います。

いちご

始めのうちは難しく感じるかもしれません。何回も香りを嗅いだり、何種類か飲み比べてみるとだんだん違いがわかってきます。

③味わい

酸味、甘味、赤ワインは渋みはどうかなどを意識して飲んでみます。

造られた地域が寒いところでは、酸味がしっかりしたワインになるという特徴があります。

渋みのことを「タンニン」という言い方をするので、これも知っておくと良いでしょう。

さらに詳しくぶどう品種ごとの香りや味わいについて知りたい方はこちらをどうぞ。

ワインの重さを表す「ボディ」

ワインを選ぶポイントの一つとしてフルボディ、ミディアムボディ、ライトボディという分け方があります。

ボディはワインの「コク」「重み」「アルコール感」「渋み」(「渋み」は赤ワインのみ)などを表します。

ワインボトルのラベルに書いてあるものもあります。

フルボディ(Full-bodied)

  • フルボディのワインは、重厚で濃厚な味わいを持ちます。
  • ワインが口の中で重く感じられ、濃い果実味や構造的な要素(タンニンや酸味)が豊かに感じられます。
  • 赤ワインの中でも、しっかりとしたボディを持つ品種(例: カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、メルロー)や、オーク樽で熟成された白ワインがフルボディとして分類されることが多いです。

ミディアムボディ(Medium-bodied)

  • ミディアムボディはワインが口の中で中程度の重さを感じられ、フルボディほど濃厚ではないですが、ライトボディよりもしっかりとした味わいを持ちます。
  • 一般的には、ピノノワール、ソーヴィニヨンブラン、サンジョヴェーゼなどの品種や、軽めのオーク樽で熟成された白ワインがミディアムボディとして分類されることが多いです。

ライトボディ(Light-bodied)

  • ワインが口の中で軽やかに感じられ、軽めの果実味や軽いタンニンや酸味が特徴です。
  • 一般的には、ピノグリージョ、ソーヴィニヨンブラン、リースリングなどの白ワインや、ガメイ、ピノノワール(軽いスタイル)などの赤ワインがライトボディとして分類されることが多いです。

テイスティングのやり方を知って好みのワインを見つけよう

いかがでしたか?思っていたほど難しくなかったと思います。

テイスティングの基本である外観、香り、味わいについて理解できたと思います。

ワインショップやレストランでソムリエさんとお話しして、自分の好みのワインを見つけてくださいね。

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この記事を書いた人

J.S.A.認定シニアソムリエ。ワインについてもっと学ぶこと、旅行、ドライブに情熱を注ぎ、世界が提供するものを探求するのが大好きです。ワインは初心者にとって敷居が高いものだと理解しているので、ワインを楽しみ始めたばかりの人たちのために、わかりやすいワイン情報を伝えたいと思います。一緒にグラスを傾けて、ワインの世界を楽しみましょう。

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