【ドイツワイン】格付けとぶどう品種をわかりやすく解説!

こんにちは、ソムリエのいちごです。

ドイツといえば「ビール」を連想する方も多いと思いますが、ワインの世界ではフランス、イタリアと並ぶ有名な国です。

あなたはドイツワインは買ったことありますか?

ピノきち

あの、ネコのラベルのワインでしょ!

そうです、「シュバルツ・カッツ」というかわいい黒猫のラベルは見かけたことがあるかもしれませんね。

シュバルツ・カッツは少し甘くて飲みやすいので、ワイン初心者の方にはおすすめのワインですが

それ以外にも1000円台で手に入る質が良いワインが豊富にあります。

この記事ではワインを学び始めた方がドイツワインについて知っておいた方が良い次のことを解説します。

ぶどう品種は代表的な白3種、赤3種について記載しています。

いちご

シュヴァルツカッツを飲んだことない方はスーパーで簡単に手に入るので一度お試しくださいね!美味しいので。

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ドイツワインの概要

ドイツはワインの消費量ではアメリカ、フランス、イタリアについで世界で第4位の国です。(2020年時点)

ドイツは白ワインのイメージがありますが、そのイメージ通り白ワインは69.4%、赤ワインは30.6%生産されています。

データソース:German Wine Statistics 2020/21(German Wine Institute)

白ワインは辛口から甘口まで様々なワインがありますが、質の良い甘口ワインが多く生産されていることも特徴のひとつです。

またドイツには13の指定栽培地域があります。

  1. アール
  2. ミッテルライン
  3. モーゼル
  4. ラインガウ
  5. ナーエ
  6. ラインヘッセン
  7. ファルツ
  8. ヘシッシェ・ベルクシュトラーセ
  9. バーデン
  10. ヴュルテンベルク
  11. フランケン
  12. ザーレ・ウンシュトルート
  13. ザクセン

生産量が多い地域は、ラインヘッセンファルツバーデン、モーゼルです。

ドイツは白ぶどうを多く栽培している地域が多いですが、アールは赤ワインの生産量が多い地域です。

ドイツワインの格付け

ドイツの格付けは4段階です。フランスの格付けイタリアの格付けと同じように高級ワインから日常消費ワインまでわかれていますが

ドイツ特有のことは一番上のプレディカーツヴァインがさらに6段階に分かれているということです。

そしてその6段階は「果汁糖度」によって等級がわかれているということです。

いちご

「ヴァイン」はドイツ語でワインのことです。この記事に出てくるヴァインをワインに変えて読んでくださいね。

プレディカーツヴァイン

プレディカーツヴァインは保護原産地呼称ワインで格付けの最上位のワインです。

ひとつ下のクヴァリテーツヴァインには13の指定栽培地域がありますが、

このプレディカーツヴァインはさらにエリアが限定されます。

そしてぶどうの成熟度によって6つの品質等級があります。

トロッケンベーレンアウスレーゼ

トロッケンベーレンアウスレーゼは貴腐ぶどうによって造られた貴腐ワインです。

貴腐ぶどうは成熟中のぶどうに「ボトリティス・シネレア菌」というカビ菌がつくことで

ぶどうに含まれる水分を蒸発させ、糖分だけを残して干しぶどうの状態になったぶどうのことです。

そんな貴腐ぶどうから造った貴腐ワインは極甘口です。

アイスヴァイン

アイスヴァインはその名の通り、ぶどうの実が凍った状態で収穫され、造られるワインのことです。

ドイツではマイナス7度以下で収穫するというルールがあります。

アイスワインにはリースリングが使われますが、凍った状態でもぶどうの実が落ちないので

リースリングはアイスヴァインに適したぶどう品種と言われています。

味わいは極甘口です。

ベーレンアウスレーゼ

ベーレンアウスレーゼは貴腐ぶどう、あるいは過熟したぶどうによって造られるワインです。

高位のランクにもかかわらず、意外とリーズナブルです。

味わいは極甘口です。

アウスレーゼ

アウスレーゼは十分に熟したぶどうの房を選んで造られるワインのことで凝縮した品のある味わいです。

味わいはやや甘口から甘口です。

シュペートレーゼ

シュペートレーゼはドイツ語で「遅摘み」を意味し、ぶどうを遅く摘むことで成熟させ造られたワインです。

通常の収穫期が終わって少なくとも1週間後にぶどうを収穫します。

味わいは甘口から辛口まであります。

カビネット

カビネットはプレディカーツヴァインの中では最も低い6番目のランクです。

味わいは甘口から辛口まであります。

いちご

6番目のランクとは言っても高級ワインですよ。

クヴァリテーツヴァイン

クヴァリテーツヴァインもプレディカーツヴァインと同様に保護原産地呼称ワインです。

13の指定栽培地域のいずれか1つの地域内で栽培され、収穫されたぶどうを100%使用する、という規制があります。

ラントヴァイン

ラントヴァインは保護地理的表示ワインといって、いわゆるテーブルワインです。

26の指定地域があり、表示されている土地で造られたワインです。

「テーブルワイン」はお食事の時に飲む、比較的リーズナブルなワインのことです。

ドイチャー・ヴァイン

ドイチャー・ヴァインは地理表示のないワインで、日常消費用のワインのことを指します。

ドイツ産のぶどうを100%使用する、という規制以外はゆるめです。

ドイツの代表的なぶどう品種6選

ここでは白ぶどう3種、黒ぶどう3種を紹介します。

白ぶどう黒ぶどう
リースリングシュペートブルグンダー
ミュラー・トゥルガウドルンフェルダー
シルヴァーナーポルトギーザー

リースリング(白)

リースリングはドイツでもっとも多く栽培されている品種で、ドイツを代表する品種のひとつです。

フランスのアルザスやオーストリア、オーストラリアやアメリカなどでも栽培されていますが世界の半分以上はドイツ産です。

エレガントでさわやかな酸味が特徴です。

ミュラー・トゥルガウ(白)

ミュラー・トゥルガウは若々しくフレッシュで酸味は穏やかなワインになります。

際立つ個性がないのが特徴と言えるかもしれません。

早飲みタイプのワインが多いので、購入したら何年も寝かせずに早めにいただきましょう。

クセが強くないワインが飲みたい時におすすめです。

シルヴァーナー(白)

ドイツの13の指定地域のひとつであるフランケンではこのシルヴァーナーを主に作っています。

フランケンでは「ボックスボイテル」と呼ばれるぽてっとした瓶にワインが入っているのがが特徴です。

いちご

このランダースアッカーのボトルが「ボックスボイテル」です。

シュペートブルグンダー(赤)

シュペートブルグンダーはピノ・ノワールのことです。

酸味はしっかりしていて、タンニンはわりと控えめです。

いちご

タンニンは渋みのことです。

ドルンフェルダー(赤)

ドルンフェルダーは1955年にドイツで誕生した品種です。

柔らかいタンニンと果実味豊かなのが特徴です。

赤ワインが好きだけど、渋いのは苦手という方におすすめです。

ポルトギーザー(赤)

ポルトギーザーは19世紀から栽培されている品種です。

特徴はフレッシュ&フルーティーです。

コクがあってタンニンは多くないので、軽めの赤ワインが好きな方におすすめの品種です。

格付け最上級でも意外とお手頃なものもあり!

この記事ではドイツワインの格付けとぶどう品種について解説しました。

ドイツワインはあまりなじみがないかもしれませんが

高級ランクに入るワインでも1000円台から手に入るお手頃ワインもあります。

食後にケーキやチョコレートのデザートではなく、たまには甘口のワインをデザートの代わりに飲んでみるのもおすすめです。

わたしが通っているワインスクールアカデミーデュヴァンではドイツワイン最新スタイルを学ぶ講座があります。

ワインスクールがどんなところか興味があればこちらの記事も参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

2005年にシニアソムリエの資格を取得
現在もワインスクールに通いながら
ワイン初心者に向けた情報を発信しています。

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